を大事にする救急

家庭医療に進む前のトレーニング

救急医を志したきっかけをお話しいただけますか?

― もともとは性別に関わらず、臓器に関わらず、身近な人達の健康に役立てることがしたいという気持ちで家庭医療への道を志していました。


 ところが初期研修を終える頃、いざ進路を決定するとなると自分の蘇生スキルに自信がなく、このまま家庭医療に進めば患者さんの急変時に十分な対応ができないのではないかと不安になり、家庭医療に進む前のトレーニングとして救急科に進むことを決めました。
 

 苦手を克服するために選んだ道なのでスキルの獲得などそれなりに困難を感じることはありましたが、ERは必ず何かに困っている患者さんがやってくる場所であり、それを自分の技量次第で多様に解決できる救急科の研修は思っていたよりもずっとやりがいが感じられるものでした。


 性別にとらわれず、臓器にとらわれず、困っている地域の方の役にたてる救急の仕事は当初目指していた家庭医療と同様にとても魅力的で、自然とこのまま救急の道に進みたいと思うようになり今に至ります。

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救急科 白神真乃

総合救急部 救急科医員

香川大学卒。回生病院で初期研修後、洛和会丸太町病院救急総合診療科、洛和会音羽病院救命救急センターにて研鑽後、一宮西病院救急科に加わる。令和2年4月より現職。

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思いを馳せる

救急外来で出会う患者さんについて、どのような想いで接しているかを教えてください。

― 緊急性のある疾患であれば当然その対応を優先させますが、そうでなければどのような背景の方で、何を心配し、また何を希望してERにきたかを大切にしたいと思っています。


 思いを馳せることで患者さんに優しくなれますし、求められていることがはっきりすれば何らかの形で患者さんの期待に応えられます。


 医療者から見たら「軽症」だとしても患者さんにとっては初めてのことであったりとても不安が強くて受診したりしているわけですから、その場でできる処置や言葉かけを惜しまず、患者さんが安心して家に帰れるよう計らいたいと思っています。

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病院でこんなに変化を感じたことはなかった

総合救急部で働きはじめて間もないですが、ここでの新たな気付きや挑戦していることを教えてください。

 

― ここに来る少し前まで、私は救急医として今後どのようなトレーニングを積むべきか悩んでいました。これまで勤めてきた病院はその性質上3次救急を集中的に学ぶことが出来なかったので、どこかで3次に特化した救命救急センターに身を置くべきかもしれないと思っていたからです。それでもここに来たのは、ここが救急部門の立ち上げと救命救急センター取得という、他のどこにいても経験できないことをしようとしていたからでした。


 整った救命救急センターで学べることは当然たくさんあります。ただどうやってそのような救命救急センターになれたのかを私は知ることができません。一方でここに来れば、立ち上がったばかりの発展途上だからこそ、そこに至るまでに何が必要なのか、助走期間全てを体感しながら進んでいくことができると考えたのです。
 

 でもそんなことを言っても組織を変えるのは上層部の仕事ではないか?と思われるかもしれません。私もここに来るまでは組織とはそういうものだと思っていましたが、ここでは違います。患者さんのため、教育のため、自己研鑽のため、より良くしていくためであれば年次を問わず誰でも提案し、変えていくことができます。一宮西病院の総合救急部にはそれを受け入れてくれる温かさと、良くするためには変化を厭わない寛容さがあるのです。そしてそのマインドの先頭に立っている部長の安藤先生がさらに先の方で次から次へと大きな計画を打ち出してどんどん実行に移していっているのです。病院でこんなに変化を感じたことはなかったなあ、今と未来では確実に変わっているだろうなあ、と本当に日々実感しています。


 私自身はCMOというマーケティングに関わるところでチャレンジを始めていて、総合救急部の魅力をたくさんの人に伝えたり、共感してくれる仲間に集まってもらったりするために何ができるかを考えています。経験したことのないゼロからの取り組みなので企画ひとつをとってもうまくやれなかったりしていますが、年次が上がってきて臨床の他にも何か新しいことに取り組んでみたいと思い始めていた私にとって、このチャレンジはとても刺激的で楽しみの一つになっていますし、少しずつ勉強して良い企画が出せるようになれば総合救急部の役にも立てるかなと良い未来を思い描くことができています。今と未来とでは確実に変わっているだろうと前向きに思えるのは本当にここの良いところです。

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CEO

安藤裕貴

​救急科・救急総合診療科部長

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CEDO

丹野翔五

​救急科医長

CIO, CCO

竹之内盛志

救急総合診療科医員

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Resident

松井大知

​救急科専攻医

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COO, CTO

松窪将平

救急科副部長

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CMO

白神真乃

​救急科医員

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​Education Attendant

藤井真

​救急総合診療科医員

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Resident

麥倉慎

​救急科専攻医

社会法人杏嶺会 一宮西病院 ​総合救急部
​(代表)0586-48-0077